ブレーキキャリパーについて
わたしは、FK−9で一番嫌いな部分はここです。
ここの構造は非常に簡単で、ブレーキペダルからの油圧でシリンダー的役割を果たしてブレーキパッドをブレーキディスクに押しつける仕事をしていますが、「戻るための構造」が無いのです。だからいつまでもブレーキを引きずった状態で走っているんです。シリコングリスなんて使ってもビクともしません。
ただ、一つだけ抜け道があるんですが、これはちょっと…「一カ所だけディスクを曲げる」んです。

注意!!
キャリパーの分解をするときは覚悟を決めてください。
なぜなら、ブーツが必ずと言っていいほど破れるんです。これは、大っ嫌いです。それから、キャリパーを抜くために「エアーを徐々に入れる」なんてマニュアルにはありますが、こんなことは不可能です。とにかく、ウェスなんかを押し込んでおいて、「絶対手を入れてはいけません。」わたしはこれで、軍手の上から叩かれて、一週間流血していました。
ブレーキディスクについて
ここは、特にどうっていうことはありません
ただし、きちんとシャフトに固定されていないとキャリパーの取り付け部分がやたらと削れる場合があります。
また、ディスク自体はハブにきちんと固定されていないと、ハブと逆の方向に反り返る可能性があります。
わたしは、あまりにも変な歪み方をしたので直すのが面倒なので1度交換しましたが、特に変わったことはありませんでした。
ベアリングについて
ここは重要です。
ベアリングはシャフトを受ける重要な部品ですが、そこは大したことはありません。
問題は、そのベアリングをフレームのマウントに固定する部分、つまり「ベアリングハウジング」が新しいうちは結構きついんです。と言うことは、ベアリングを外側から締め付けてしまっていることになります。もうおわかりでしょう。ベアリングは、少しでもゆがむと、とたんに回転しにくくなります。試しに、チェーンを外してハウジングを固定しているボルト3本(両側で計6本)をゆるめてみてください。すごくよく回るようになったでしょう?このハウジングに関しては、絶対に強く締めてはいけないのです。
もし、ベアリングを交換する場合はこのベアリングハウジングは古い物を使って、少しゆるめに固定することをおすすめします。
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