【投稿】
覆面一郎の2001 Q!!Maru Cup R-4 参戦記

みなさんお元気でしょうか?先日お邪魔した覆面一郎です。
たまには、思っていることをつらつらと書いてみたいのでご容赦下さい。

自動車レースって競技種目の中ではかなり特殊な部類で
道具が勝負に与える割合ってかなり大きいですね。
もちろん、どんな競技でも最後の1%未満に賭けて道具の調整をするのはあるんですが
能力として考えた場合の割合では、自動車レースほど道具の差が出やすいのは無いでしょう。
じゃ、道具で勝負は決まってしまうのか?

ここで、道具の「意味」を考えなきゃないですね。

例えば、タイムが出る出ないっていうのを取ったときに
明らかなパワー差を除けば、道具の好き嫌い(得手、不得手)っていうのも存在します。
Tackmix 氏の好みとSADA 氏の好みは全く違っています。
Tackmix号ではSADA氏はタイムを出しにくく、オーバーで乗りづらいと言います。
逆にSADA号に乗ったTackmix氏はアンダーでグニャグニャ感じると言います。
どれを基準に「揃える」って言うのか、わかんないですよね。

レンタルクラスのジレンマってこんなところにあるんじゃないでしょうか?
結局は、抽選で当たってしまったマシンをパートナーにして、
どれだけパートナーの能力を引き出して上げるか?
「能力を引き出す能力」がドライバーの能力の1つ、でしょうか?

とはいっても、70秒のマシンの90%と80秒のマシンの100%では
それでも70秒のマシンとドライバーの組み合わせが優れてることになっちゃいますけど
ホントにそんな状態だったと誰が証明します?
「速い・遅い」「好き・嫌い」「得手・不得手」
ここまで来ると揃えようとする意味がかなり大変なことに気が付くと思うんです。
でも、それでも差は確実にある。。。。だから、私の投稿は暴言です。(^^;

レンタルクラスは、そういった部分は「勘弁してね」っていうつもりで存在していると思います。
でも、見えている人には結果以外の部分がきちんと見えています。
今回のレースに勝った川崎さんの走りはすばらしいです。
2つ先のコーナーのことをきちんと考えて走っています。反応も早いです。
「ここ」で無理しないで「次」に頭が切り替わって居るんですね。
荒井さんの走りも、かなりソレに近いです。欲を言えば荷重移動が欲しいですね。


ああ、かなりの暴言。。。お許し下さい。

さて、こういう微妙な状態に置かれたレンタルクラスにエキスパートが参加するのは
かなりのプレッシャーです。
そうです。自分から「マシンのせいだとは言わない」と覚悟を決めて出るのですが、
実際とってもとっても遅いマシンに当たってしまったら・・・
それこそ、「なぁんだ、○○は××なんだな」と言われちゃう。
そして
「やっぱりレンタルクラスはくじ引きで決まっちゃうんだな。つまんない」
となっちゃうわけです。
意地でも勝ちます!・・・多大なプレッシャーです!!
大人げなくとも良いんです。(笑)
そこまでやる?って言えちゃうのは逆に考えると
「まだまだ、出来ることはあるんだ」という証明になります。

あきらめたらそれまでです。
言い訳したらそれまでです。
結果のみにとらわれるんだったら、レンタルクラスは面白くないはずです。
とっとと、自分のマシンを用意して逃げ道を塞ぎましょう。(^^;

さて、どーーーーっとぶっ飛ばして。
決勝のリポート。

覆面一郎こと私は、かなりビビッていました。
もう言い訳が出来ない場所にいる・・・
それと同時に「ホントに遅かったらどうしよう(ToT)」という不安。
マシン自体が全く判らないので、コースインラップでいろいろと試してみます。
ブレーキは・・・「ゲッ」 ・・・ かなりナーバスです。
ステアは問題無さそうですがエンジンの調子は全く判りません。
とにかくエキスパートと比べてアンダーパワーだということしか感じないのです。
そりゃそうだ。
SUGOのレンタルFK-9は、今までで2度しか乗ったことがないんです。
比べようがありません。

スタートはまずまずでした。
が、1コーナーでテールに当てられて、ホンの少し内側を向いてしまいます。
まだ、カウンターをあてれば大丈夫。
その時は「もぅ、、、、」っていう程度の感じでしたが
その後ろのマシンが更に右リアタイアに当たって「クルッ」とまわっちゃいます。
初めての経験で、とりあえずビックリします。(笑)
気を取り直して再スタートしますが、ああ、、、前はどこだ?

1周する間に見回して「ああ。。。かなり遠いなぁ」
2週目に入ったときに気が付きました。
トップが接近戦をしていて、ペースが上がっていないようなのです。
「行けるかも知れない」と思いながらも「いつまで続くかな?」などと考えます。

とりあえず、ストレートで伏せてみます(笑)
ああ、また近づいているようだぁぁぁ・・・
行かなきゃ!!

こうなったら、細かいコーナー以外で全て伏せます。
実は、伏せたままのステアってもの凄く怖いんです。
背中のサポートがない状態で、ステアすると身体が振れてしまい
しがみつくような感じになっちゃうんですね。
(自信のない人は真似しないで下さい。アスファルト外を走ることになります。)
でも、やるしかありません。(爆)

あとはもう全てのコーナーで仕掛けていきます。
8台を抜くためには1周たりとも無駄には出来ないんです。
しかぁし
Zコーナーだけはいつものように行きませんね。
車速が遅いので、入り口でイン側に入っても並んで通過できちゃうんですよ(笑)
もっとも、出口を塞げば別でしょうけどね。。。。
でも、大人ですから。。。(^^;

高速コーナーでも並んで入っていきました。
普通は締めちゃうんですけど(^^;大人ですから。。。

いや、実際みなさんよく見えていますね。感心しました。
そして、そのラインできちんとコントロールしています。
素晴らしいです。
こんな人達がエキスパートクラスに来たら侮れないですね。
楽しみに待ってますよ。


数々の暴言、お許し下さい。

モータースポーツって言い訳したらきりがないと思うんです。
最終的に、ルールだけが平等です。
そして、実力とは違う結果が残る場合もあります。
でも、見えている人には見えています。
Q!!MaruCupってそんな大会だと思っています。

また機会があったら走らせて下さいね。

あ。。。
表彰式に出なくてごめんなさい。
だって、サザエさんみたかったんだもの・・・