1・デザイン
2・下地
3・乾燥その1
4・ロゴ
5・カラーリング
6・乾燥その2
7・カッティングシート(ロゴ)
8・仕上げ


現在では入手が困難になってしまったFK-9のカウルですが
このオリジナリティが無くなったことは残念ですね。
FK-9Rのサイドボックスやフロントバンパーは塗装できません。全てカッティングシートでカラーリングして下さい。

デザイン

まず、どんなカラーリングにするか考えましょう。
お気に入りのチームカラーにするのも良いですし、
会社のカラーリングをする人もいるでしょう。
スポンサーカラーで???

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下地

カウルの成型段階で、剥離剤が付いている場合があり、
また、環境的に油汚れが付きやすいために
そのままでは塗料がはじかれてしまいます。
中性洗剤でゴシゴシと洗い、出来れば軽くサンドペーパーで
表面を磨いて下さい。耐水ペーパーの#400あたりが良いでしょう。

その後、下地剤を塗りますが、自動車用の補修ペイントの
「プライマー」とか「サーフェーサー」というものが良いです。
乾きが速いですが2〜3度の重ね塗りをする気持ちで厚吹きは
避けましょう。

このサーフェーサーがグレーの場合は、塗りムラが判りやすいですが
発色を良くするためには1度白を塗らなければいけません。
特に、黄色や赤等、鮮やかな発色を望むためには必須です。

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乾燥その1

ここで、出来れば1日ぐらいの乾燥時間が欲しいですね。
塗料は完全に乾燥するためには1週間から10日位掛かります。
特に、厚塗りしてしまったときは、内部の乾燥に時間が掛かりますから
尚更大変になってしまいますね。

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ロゴ

この乾燥の間に、ロゴなどのカッティングシートを準備しましょう。
大抵のロゴは雑誌などから持ってくることが出来ます。
また、バイクやさんなどでステッカーを購入するのも手っ取り早いですね。
ただ、これはとても高いんです。
カラーコピーを使うという手もあります。
これだとサイズも自由に出来ますね。
この場合は、出来るだけ大きな原稿を用意した方がシャープになります。

どうしても手に入らない場合は、プラモデルなどのステッカーを原稿にします。
タバコは実際にタバコを買いましょう。(笑)
**マルボロだけはタバコとロゴが違っています。

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カラーリング

重ね塗りの場合は塗装の順番をよく考えましょう。
特に白や黄色や赤は暗い色の上では発色しません。
マルボロレッド(蛍光色)も白の上じゃないとダメですね。
マスキングテープと新聞紙で丁寧に隠して下さい。
モノが大きいですから、プラモデル用のスプレーでは全然足りないと思って下さい。
また、方向を変えて吹き付けないと塗り残しが出る場合もあります。
「最後にもう一吹き」というつもりで塗装して下さい。

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乾燥その2

ここで本当だったら、2〜3日の乾燥が欲しいところです。
特に冬場は乾燥が遅れるために、充分な日数が必要です。
やっかいなのは、マルボロレッドなどの蛍光色です。
これは塗料の性質が「顔料」ではなく「染料」なので、
乾燥後も溶けだしたりするのです。
私は、ストーブを全開にした部屋で乾燥をさせました。

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カッティングシート(ロゴ)

充分乾燥が終わったら、ステッカーなどの貼り込みです。
カッティングシートでロゴなどを切る場合は、台紙は切らないようにします。
余分な部分をピンセットなどで剥がして、台紙の上にロゴのみにします。
その上からセロテープなどの透明テープを隙間無く貼っていきます。
この、セロテープをはがすと。。。。ロゴがきちんとした間隔で取れてくるでしょ?

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仕上げ

このまま、完成って言っても良いのですがせっかくきれいに仕上がったマシン。
簡単に汚したくないですよね?
そこで、2液混合のウレタンクリアスプレーを吹き付けます。
このペイントは化学変化で固まりますので、ガソリンでも侵されることはありません。
でも、衝撃に弱いのは塗料としては変わりません。
そこで、何度もゼッケンを貼り替えるフロントフェアリング、サイド部分など
弱そうな部分には改めてクリアのカッティングシートを貼ります。
これで完璧です。
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