新々Tackmixブログ - 2010 スーパー耐久 SUGO の「裏」
あ、いや「裏」って書いてますが、本当の裏なんて書けないことばっかりですから(^^;
レース速報紙などでも、展開などは書かれているんですが、僕から見たトップ争いはちょっと違っていたんですよね。
まぁ「違って見えているから実況がタコなんだ!」っていうのはゴメンなさいなんですがw
なので、そんなつもりでお読み下さい。
まず、#1と#28の序盤の接近戦。
これは僕には接近戦には見えなかったんですね。なんというか過去2年のことが頭にあったのも事実ですが、#28は付いて行っている感じ。
そして、距離やスリップストリームの感じだと#28は無理すればインに入れるんでしょうけど、それはあくまでも「無理すれば」っていうこと。
単独走行ならもうちょっとタイムがあがると考えていたかも知れません。
だから、#28は考えたんですよ。逆転するにはピットインのタイミングだと。
#1は先にピットインした。
ということは、若干給油量が少なくとも、#1より短い時間でピットアウトすればいい。
これが、見事にそうなった。#28は手元計測で5秒早くピットを後にした。
仮に、#1が真後ろに来ても、今度は立場が逆転して、#1が無理をしない。
問題は、#28の燃費が#1と同じだとして、5秒分の辻褄をどう合わせるか?
ここで、各レポートは、「うまい具合にセーフティーカーが・・・」と書かれているが実際は若干ニュアンスが違っています。
#1の2回目のピットストップ後、#28も同じように第2ドライバーを18周でピットインさせようと準備していました。
ピットに準備が出来たその瞬間、馬の背のオイルの情報があがってきたのです。
その時点では、まだセーフティーカーが入るとは決まっていませんでした。
もしここでピットに入ったならば、5秒の辻褄合わせは出来ず、ヘタをすると真後ろに#1が来ることになります。
これはかなり微妙なタイミングでした。
チームはここでステイ(コース上に留まる)をとって、SCボードを確認してからピットに入れました。
つまり、確かにSCのタイミングは#28に味方しましたが、あの瞬間の「ステイ」の判断がキモだったのです。
これで、#1がゆっくり走っている間での給油も出来るので5秒の辻褄合わせも出来ますし、もっとシビアにやれば給油量も少なくできます。
インラップのタイムロスも最小限になります。
残念ながら、その後のペナルティで#28は敗れることになったのですが、戦略的にはパーフェクトだったのです。
レース速報紙などでも、展開などは書かれているんですが、僕から見たトップ争いはちょっと違っていたんですよね。
まぁ「違って見えているから実況がタコなんだ!」っていうのはゴメンなさいなんですがw
なので、そんなつもりでお読み下さい。
まず、#1と#28の序盤の接近戦。
これは僕には接近戦には見えなかったんですね。なんというか過去2年のことが頭にあったのも事実ですが、#28は付いて行っている感じ。
そして、距離やスリップストリームの感じだと#28は無理すればインに入れるんでしょうけど、それはあくまでも「無理すれば」っていうこと。
単独走行ならもうちょっとタイムがあがると考えていたかも知れません。
だから、#28は考えたんですよ。逆転するにはピットインのタイミングだと。
#1は先にピットインした。
ということは、若干給油量が少なくとも、#1より短い時間でピットアウトすればいい。
これが、見事にそうなった。#28は手元計測で5秒早くピットを後にした。
仮に、#1が真後ろに来ても、今度は立場が逆転して、#1が無理をしない。
問題は、#28の燃費が#1と同じだとして、5秒分の辻褄をどう合わせるか?
ここで、各レポートは、「うまい具合にセーフティーカーが・・・」と書かれているが実際は若干ニュアンスが違っています。
#1の2回目のピットストップ後、#28も同じように第2ドライバーを18周でピットインさせようと準備していました。
ピットに準備が出来たその瞬間、馬の背のオイルの情報があがってきたのです。
その時点では、まだセーフティーカーが入るとは決まっていませんでした。
もしここでピットに入ったならば、5秒の辻褄合わせは出来ず、ヘタをすると真後ろに#1が来ることになります。
これはかなり微妙なタイミングでした。
チームはここでステイ(コース上に留まる)をとって、SCボードを確認してからピットに入れました。
つまり、確かにSCのタイミングは#28に味方しましたが、あの瞬間の「ステイ」の判断がキモだったのです。
これで、#1がゆっくり走っている間での給油も出来るので5秒の辻褄合わせも出来ますし、もっとシビアにやれば給油量も少なくできます。
インラップのタイムロスも最小限になります。
残念ながら、その後のペナルティで#28は敗れることになったのですが、戦略的にはパーフェクトだったのです。