新々Tackmixブログ - サーキットでの想い
昨日の続きですけど…
ちょっと前のブログにも書いたんですけど、最近やっと自分のスタンスが判ってきたんです。
サーキットが盛り上がって欲しいという気持ちはあっても、競技会が盛り上がって欲しいという気持ちとはちょっと違う。
参加者が増えて欲しいという思いはあっても、だからといって無理して台数を増やしたいとは思わない。
よく言われる「モータースポーツの底辺拡大を・・・」なんてことは、絶対に口にしない。
じゃ、何を想って喋っているのか?
オフィシャルアナウンサーって、割と制約が多くて、喋れないことがいっぱいあります。
そこで「今起きていること」「これから予想されること」を、現場に即して喋る。
そして観客に満足してもらうには、先ず第一にそのレースそのものを「判るように伝える」ことが大事です。
だけど、戦略予想なんかは各チームにも聞こえますから「言えない」っていう事も出てきます。主観で喋っているようで、割と客観的な言い回しでしか喋りません。
だけど、今起きているレースの状況を「あーーーなるほどねー」と思ってみてもらえて、そして予想通りの出来事を見逃さずに見てもらえたとき、お客さんは喜んでくれるんじゃ無いかな?と思っているんです。
で・す・が・・・・
ここ10年ぐらいかな?レースって理解されにくいな、って思っているんです。
それは、俗に言われる「暴走族の真似事」っていう意味では無いんです。
あまりにも、バイクや自動車が身近になりすぎて、その延長でしか見られていない。
つまり、「スピードを上げて相手を追い抜くにはアクセルを頑張って踏めば良い」って勘違いされているんだと思うんですよね。
「ああ、レーサーってカッコイイ」っていう時代は終わっています。
自分もレーサーとそんなに変わらないことが日常にある、って勘違いしているから。
本当は、タイアやマシンのライフやら、ドラッグとダウンフォースの関係やら、すごく複雑なことが起きているんですけど、それが伝わらなければレースの大変さ、勝つことの偉大さ、速さの意味って伝わらない。
これを伝えなきゃ、レースの意味って誤解されたままだと思うんですね。
だから、須貝さんにお願いしたんです。
僕もある程度判って喋っているつもりだけど、2輪は体験したことが無いから想像が付かない、って。
彼は、それを理解してくれて、今回のタンデム走行に繋がりました。
本当は、彼だってレースに集中したいはずです。
だけど、その彼が戦う土俵が理解されないのであれば、レースの意味はない。
それをわかっていて、いろいろな努力をしています。
サーキットバスツアーのガイドをやったり、タンデムやったり。
だから、伝える道具は違うけど、僕と同じ想いだと思うんです。
彼がタンデム走行しているとき、いつも以上の笑顔を見せてくれました。
自分の極限の仕事場を見てもらえるからかもしれません。
僕もその瞬間がうれしくて喋っているんです。
ちょっと前のブログにも書いたんですけど、最近やっと自分のスタンスが判ってきたんです。
サーキットが盛り上がって欲しいという気持ちはあっても、競技会が盛り上がって欲しいという気持ちとはちょっと違う。
参加者が増えて欲しいという思いはあっても、だからといって無理して台数を増やしたいとは思わない。
よく言われる「モータースポーツの底辺拡大を・・・」なんてことは、絶対に口にしない。
じゃ、何を想って喋っているのか?
オフィシャルアナウンサーって、割と制約が多くて、喋れないことがいっぱいあります。
そこで「今起きていること」「これから予想されること」を、現場に即して喋る。
そして観客に満足してもらうには、先ず第一にそのレースそのものを「判るように伝える」ことが大事です。
だけど、戦略予想なんかは各チームにも聞こえますから「言えない」っていう事も出てきます。主観で喋っているようで、割と客観的な言い回しでしか喋りません。
だけど、今起きているレースの状況を「あーーーなるほどねー」と思ってみてもらえて、そして予想通りの出来事を見逃さずに見てもらえたとき、お客さんは喜んでくれるんじゃ無いかな?と思っているんです。
で・す・が・・・・
ここ10年ぐらいかな?レースって理解されにくいな、って思っているんです。
それは、俗に言われる「暴走族の真似事」っていう意味では無いんです。
あまりにも、バイクや自動車が身近になりすぎて、その延長でしか見られていない。
つまり、「スピードを上げて相手を追い抜くにはアクセルを頑張って踏めば良い」って勘違いされているんだと思うんですよね。
「ああ、レーサーってカッコイイ」っていう時代は終わっています。
自分もレーサーとそんなに変わらないことが日常にある、って勘違いしているから。
本当は、タイアやマシンのライフやら、ドラッグとダウンフォースの関係やら、すごく複雑なことが起きているんですけど、それが伝わらなければレースの大変さ、勝つことの偉大さ、速さの意味って伝わらない。
これを伝えなきゃ、レースの意味って誤解されたままだと思うんですね。
だから、須貝さんにお願いしたんです。
僕もある程度判って喋っているつもりだけど、2輪は体験したことが無いから想像が付かない、って。
彼は、それを理解してくれて、今回のタンデム走行に繋がりました。
本当は、彼だってレースに集中したいはずです。
だけど、その彼が戦う土俵が理解されないのであれば、レースの意味はない。
それをわかっていて、いろいろな努力をしています。
サーキットバスツアーのガイドをやったり、タンデムやったり。
だから、伝える道具は違うけど、僕と同じ想いだと思うんです。
彼がタンデム走行しているとき、いつも以上の笑顔を見せてくれました。
自分の極限の仕事場を見てもらえるからかもしれません。
僕もその瞬間がうれしくて喋っているんです。