TVサイズ
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さて、ここでTVサイズについてちょっと説明します。
オープニングアイキャッチの後に、2番までの歌の「ウルトラセブンの歌」が流れますよね?
これをTVサイズと言っています。

現在だと、マスターの編集によって(つまり、3番をカットしてつなげる)作ったりもしますが
ウルトラセブンは、レコードサイズ(間奏と3番有り)とTVサイズは別のカラオケが録音され
その両方に唄入れが行われました。


ここで疑問がわいて来ると思います。
Aタイプと同様な録音状態のTVサイズは存在するのか?
これは存在します。
放送本編では第1話の最後のシーンで使われました。


つまり、少なくとも最初の唄入れの日には(Aタイプとなってしまった録音の日)
レコードサイズとTVサイズが同時に録音されたと言えます。



BタイプのTVサイズ(採用版)の歌をよく聴くと、前出の「が」の部分は 「GA」のまま の様に聞こえます。
何らかの理由でTVサイズ用のマザーテープは別リールとして存在していて
(例えば、ダビング作業が迫ってきていたので即急に納品する必要があった等)
Aタイプでレコードサイズと別リールのTVサイズを録音した後、日を改めた。
後日の再録音時(Bタイプとなる録音の日)に
何度か歌の練習して(セブン、セブンの声が合っていることから想像)TVサイズを録音。
それはそのまま別便で急送。
レコードサイズ録音時に「が」の部分の歌唱指導が入って、Bタイプレコードサイズの完成。
となったと考えられます。
ただ、スタジオを押さえる時間や合唱団などの拘束時間など、
経費面から「TVサイズの再々録音」をあきらめたという可能性も残っています。

どちらにせよ、Bタイプの録音はTVサイズが先で、レコードサイズが後だったと言うことは言えると思います。

放送に使われたTV用サイズは、尺あわせのためにBGMのM-15中間部分から ティンパニ が付け加えられました。
LDに納められているパイロット版のオープニングは、この ティンパニが若干長くなっています。
(出典はパイロット版の「湖のひみつ」。1回しか連打していないのは、意図的か、頭が切れてしまったかは不明)
・・・と書きましたが、実は私が頭を切ってサンプルしてしまったことが判明しました。(^^;
しかし、繋ぎのポイントがずれているのはもちろん、わたしのせいではありません


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