新々Tackmixブログ - 本物が判る男「け」が本を出した
「け」が本を出しました・・・
え?「け」を知らないんですか?そーですか・・・
けんさわ氏が本を出したのですよ。
1つ前のエントリーでいう「良いモノ」を出せる、数少ない友です。
いや、「友が少ない」っていう基本的なツッコミはおいといて・・・w
もうね、F1界では伝説の事件の数々が彼の仕業。
確かに彼が取材を始めた頃と、今は全く違う環境がある。
だから、もしかすると、いくつかの回想はただの無茶な行動に見えるかも知れない。
でも、「ただの無茶」と「明確な目標に対しての無茶」は全く違う。
この「明確な目標」っていうのが、無茶しないご時世と同時に薄れていって居るような気がする。
それは、昨今は不況で金回りも悪いから、縮小型のイベントが多いし、
エコとか言い出すと、新型のテレビなどは「エコ貢献度」が表示されちゃうから
エコ自慢がステータスにすらなっている。
そうすると、最初から「高い目標」すら無くなってきて、本当につまらない。
彼の明るさとバイタリティは、この「高い目標」を実現する力になっていると思うけど、そう言う環境こそ、今の時代必要だと思うんだよね。
彼の書く内容は、下手すりゃジジイの武勇伝に見えるかも知れない。
でも、そんな無茶も高い目標がなければできないでしょ?
ココに気が付いて欲しいって言う気持ちがある。
このブログにも、彼と関わって過ごした「事件」がいくつか書かれているけど、あらためてその一つを。
1998年の12月に、僕はもてぎの北ショートコースにいました。
無限のプレイングカート全国大会のアナウンサーとして。
前年から始まった全国大会に誘ってくれたのが「け」。
レースの方に出たい気持ちもあったのですが、そこは大人ですから。
全てのレースが終わり、表彰式・・・となったのですが、正式結果がなかなか出ない。
主催者側からは、「じゃ、誰か壇上に上げて話をさせましょう」と。
もちろん、最初は無限の社長。
そして、当時、F1かCARTか?と、去就が決まらないで居た中野信治。
聞けないことは聞きません。いや、言い方を変えて・・・ってことはありますがね。
で、まだ結果が出ない。。。と。
誰かを勝手に上げてくれ・・・と。
困りましたね。
仕方がないので、ホンダ社長の川本さんに御登壇頂いたわけですよ。
場所的に、っていうか、集まっている人達的には、F1は興味のど真ん中。
92年に参戦休止していたホンダ。
そして、ファンとしてはセナを亡くして4年後。
何とかあの感動をもう一度・・・っていう想いで見つめるわけですよ。
そりゃ、アナウンサーとして聞いちゃいけないんだけど、想いを伝えようとしますよ。
「ここにいる選手達は、当然あのホンダの活躍を見守って、そして今カートを体験していると思うんですよ。誰もが、願っている事があると思うんですが・・・」
よーーくできた遠回し表現でしょ?
僕としては、
「ええ、ありがたい応援です。その想いを忘れずに今後も様々な分野で頑張ります」
とか、言えるようにして聞いたつもりだったんですよ。
当然そんな感じで答えてくれると思っていました。
が・・・次の瞬間、川本社長は。。。。
「ん?F1のことか? じゃ、明日からF1やるぞ!!!おーーー!」なんて、言い出した。
会場は、興奮と言うよりは、ざわめきというか妙な雰囲気になったんですよ。
僕も驚いてしまい、主催者から怒られるwと思って
「いやぁ、すごい熱意というか、サービスを頂きましたねー・・・」なんて言うしかなくて。
ところが、川本さんは、僕が本気にしていないと思ったらしく
「ちょっと待て、さっきまで車体開発と、エンジン開発担当もそこらにいたんだけどな・・・おーーい」なんて言い出す。
とりあえず「え?実走とかの部分までいっているんですか?」としどろもどろ・・・w
そこで、「け」が、「テストはいつから、どこでやるんですか?」と大声で聞いてきた。
そして川本さんは、テスト予定なんかをペラペラと。
僕は、このあとどうやってまとめ上げたか良く覚えていません。
次の週のレーシングオンを見るまで、聞いてしまった意味を飲み込めないでいました。
で、その週のレーシングオンの表紙に「ホンダ・F1復帰決定!」と、大きく書かれていたんです。
彼のあの一言がなかったら、僕は咄嗟に「またまた冗談でしょう」とか言いながら、冷や汗垂らして必死にごまかしたでしょう。
そう、真相は闇・・・って状態に。
え?「け」を知らないんですか?そーですか・・・
けんさわ氏が本を出したのですよ。
1つ前のエントリーでいう「良いモノ」を出せる、数少ない友です。
いや、「友が少ない」っていう基本的なツッコミはおいといて・・・w
もうね、F1界では伝説の事件の数々が彼の仕業。
確かに彼が取材を始めた頃と、今は全く違う環境がある。
だから、もしかすると、いくつかの回想はただの無茶な行動に見えるかも知れない。
でも、「ただの無茶」と「明確な目標に対しての無茶」は全く違う。
この「明確な目標」っていうのが、無茶しないご時世と同時に薄れていって居るような気がする。
それは、昨今は不況で金回りも悪いから、縮小型のイベントが多いし、
エコとか言い出すと、新型のテレビなどは「エコ貢献度」が表示されちゃうから
エコ自慢がステータスにすらなっている。
そうすると、最初から「高い目標」すら無くなってきて、本当につまらない。
彼の明るさとバイタリティは、この「高い目標」を実現する力になっていると思うけど、そう言う環境こそ、今の時代必要だと思うんだよね。
彼の書く内容は、下手すりゃジジイの武勇伝に見えるかも知れない。
でも、そんな無茶も高い目標がなければできないでしょ?
ココに気が付いて欲しいって言う気持ちがある。
このブログにも、彼と関わって過ごした「事件」がいくつか書かれているけど、あらためてその一つを。
1998年の12月に、僕はもてぎの北ショートコースにいました。
無限のプレイングカート全国大会のアナウンサーとして。
前年から始まった全国大会に誘ってくれたのが「け」。
レースの方に出たい気持ちもあったのですが、そこは大人ですから。
全てのレースが終わり、表彰式・・・となったのですが、正式結果がなかなか出ない。
主催者側からは、「じゃ、誰か壇上に上げて話をさせましょう」と。
もちろん、最初は無限の社長。
そして、当時、F1かCARTか?と、去就が決まらないで居た中野信治。
聞けないことは聞きません。いや、言い方を変えて・・・ってことはありますがね。
で、まだ結果が出ない。。。と。
誰かを勝手に上げてくれ・・・と。
困りましたね。
仕方がないので、ホンダ社長の川本さんに御登壇頂いたわけですよ。
場所的に、っていうか、集まっている人達的には、F1は興味のど真ん中。
92年に参戦休止していたホンダ。
そして、ファンとしてはセナを亡くして4年後。
何とかあの感動をもう一度・・・っていう想いで見つめるわけですよ。
そりゃ、アナウンサーとして聞いちゃいけないんだけど、想いを伝えようとしますよ。
「ここにいる選手達は、当然あのホンダの活躍を見守って、そして今カートを体験していると思うんですよ。誰もが、願っている事があると思うんですが・・・」
よーーくできた遠回し表現でしょ?
僕としては、
「ええ、ありがたい応援です。その想いを忘れずに今後も様々な分野で頑張ります」
とか、言えるようにして聞いたつもりだったんですよ。
当然そんな感じで答えてくれると思っていました。
が・・・次の瞬間、川本社長は。。。。
「ん?F1のことか? じゃ、明日からF1やるぞ!!!おーーー!」なんて、言い出した。
会場は、興奮と言うよりは、ざわめきというか妙な雰囲気になったんですよ。
僕も驚いてしまい、主催者から怒られるwと思って
「いやぁ、すごい熱意というか、サービスを頂きましたねー・・・」なんて言うしかなくて。
ところが、川本さんは、僕が本気にしていないと思ったらしく
「ちょっと待て、さっきまで車体開発と、エンジン開発担当もそこらにいたんだけどな・・・おーーい」なんて言い出す。
とりあえず「え?実走とかの部分までいっているんですか?」としどろもどろ・・・w
そこで、「け」が、「テストはいつから、どこでやるんですか?」と大声で聞いてきた。
そして川本さんは、テスト予定なんかをペラペラと。
僕は、このあとどうやってまとめ上げたか良く覚えていません。
次の週のレーシングオンを見るまで、聞いてしまった意味を飲み込めないでいました。
で、その週のレーシングオンの表紙に「ホンダ・F1復帰決定!」と、大きく書かれていたんです。
彼のあの一言がなかったら、僕は咄嗟に「またまた冗談でしょう」とか言いながら、冷や汗垂らして必死にごまかしたでしょう。
そう、真相は闇・・・って状態に。




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